サブローのパズル

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我思うゆえに我あり 📣名言を楽しもう📣

我思うゆえに我あり


誰もが一度は聞いたことのあるこの名言。

デカルトが著書「方法序説」の中で述べた言葉です。


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デカルトは1596年生まれ1650年没の哲学者、数学者です。

ちょうどドイツ30年戦争の頃に当たります。


方法序説」は非常に有名ですが

名前の通り"序説"であり、本論ではありません。

続く屈折光学、気象学、幾何学の3つの論文への序説となっています。




"我思うゆえに我あり"


まさに思考の極地とも言えるこの言葉


意外かもしれませんが、デカルトは神は存在するというスタンスを崩しません。


それどころか半ば絶対的なものとして扱っている節があります。


方法序説の中でも神の存在に関しての言及は多くあります。


6章からなる方法序説ですが


1章 学問への考察


2章 思想の改革への方法を探る


3章 道徳


4章 神の存在や人間の魂の証明


5章 自然科学


6章 執筆の理由など



3章までは比較的読みやすいのですが、

4章あたりからスコラ哲学の話題が増え始め、内容が少しずつ難解になっていくというのが体感でしょうか。


"我思うゆえに我あり"

が出てくるのは4章なのでとりあえずそこまでは頑張って読み進めてみるのもいいかもしれません。


人並みですが

"我思うゆえに我あり"

の部分は差し掛かるとやはり胸が高まります。



現代から見ると間違っているとされる見解もいくつか登場しますが

だからと言って突っぱねるのではなく、

デカルトの辿った思考をなぞることで深い学びにつながっていくのではないでしょうか!!